既に梅雨入りした地域もありますが、梅雨が明ければ猛暑の季節が到来します。
植物培養細胞は高温に弱く輸送中の劣化が懸念されるため、7月中旬より9月上旬まで発送を控えさせていただきます。
提供準備に時間がかかる株もございますので、ご利用を計画されている方はお早目に相談いただきたくお願い致します。
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名古屋市科学館にてイベントを開催します
国際植物の日(Fascination of Plants Day)に因んだイベント『もっと知ろう、植物の秘密』を6月9日(土)と10日(日)に名古屋市科学館にて開催します。詳細はこちらをご覧ください。
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植物培養細胞の新規公開について
実験植物開発室では平成30年3月より以下の培養細胞7株の提供を開始します。培養細胞の扱い方、リソースの請求に関わる書類の作成他、皆様からの質問にも個別対応しております。どうぞお気軽にplant.brc@riken.jp までお問い合わせください。
- シロイヌナズナ培養細胞株 At tom (rpc00056)
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の石川雅之先生より寄託いただきました。Columbia由来の培養細胞です。懸濁培養を提供します。 - ハマボウフウ培養細胞株 GlW (rpc00057)
長崎大学教授の北村美江先生より寄託いただきました。寒天培地で維持するカルスを提供します。 - ハマボウフウ培養細胞株 GlV (rpc00058)
長崎大学教授の北村美江先生より寄託いただきました。アントシアニンを常時生産する紫色の培養細胞です。寒天培地で維持するカルスを提供します。 - ヅボイシア培養細胞株 Dm (rpc00059)
長崎大学教授の北村美江先生より寄託いただきました。寒天培地で維持するカルスを提供します。 - カンゾウ培養細胞株 Ge (rpc00060)
日本大学教授の内山寛先生より寄託いただきました。寒天培地で維持するカルスを提供します。 - カンゾウ培養細胞株 Ak-1 (rpc00061)
日本大学准教授の明石智義先生より寄託いただきました。寒天培地で維持するカルスを提供します。 - タバコ培養細胞株 BY-TIPG (rpc00062)
東京大学教授の馳澤誠一郎先生より寄託いただきました。液胞膜がGFPにより可視化されているタバコBY-2細胞株です。懸濁培養を提供します。なお、本リソースをご利用の際には以下の点にご注意ください。
①本リソースは遺伝子組換え技術を適用して樹立された植物培養細胞ですが、自然条件で個体へと再分化しないため、そのまま実験に使用される場合は法律で定める遺伝子組換え生物に該当しません。ただし何らかの技術を用いて本リソースを含有する組織または個体を作成する場合には法律の対象となりますのでご注意ください。
②本リソースはGFP遺伝子を組み込んでいます。GFP遺伝子を含むリソースの利用条件についてはこちらをご覧ください。
- シロイヌナズナ培養細胞株 At tom (rpc00056)
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SABRE2とABRANAのサービスを終了します
日ごろよりバイオリソース事業へのご理解とご協力をいただきありがとうございます。当センターでは植物DNAリソースの活用を図るため、保有する植物cDNAクローンをシロイヌナズナの遺伝子情報に連結したデータベース、SABRE(2007年6月公開)及びSABRE2(2013年5月公開)を運用してまいりました。しかし、シロイヌナズナの国際的な情報中核機関であるTAIRが有償化されるなど、利用環境の変化に伴い、平成29年度末をもって運用を終了することとなりました。またSABREの機能をベースに、シロイヌナズナ-ハクサイ間のストレス関連遺伝子を遺伝型(配列)と表現型(発現量)の両方に基づいて連結したデータベース、ABRANA(2011年1月公開)につきましても運用を終了致します。当センターよりご提供する植物DNAリソースにつきましては、構築中の総合カタログデータベースより一括検索を可能にする予定です。引き続いてのご利用をお待ちしております。
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ConBio2017に出展します
ConBio2017の展示会場にNBRP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)の展示コーナーが設けられ、当室もブースを出展します。
ご参加の方はぜひお立ち寄り下さい。
会議名称:ConBio2017(2017年度生命科学系合同年次大会・第40回日本分子生物学会年会・第90回日本生化学学会年会)
会期: 2017年12月6日(火)~9日(金) (出展は8日まで)
会場: 神戸ポートアイランド
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総合カタログ新規追加リソースについて
シロイヌナズナリソース総合カタログに遺伝子破壊株(トランスポゾンタグライン) のデータと培養細胞株―シイヌナズナT87、タバコBY-2細胞株を含む―データを追加しました。リソース検索が容易で,使い勝手の良いカタログの整備・充実に今後も取組んでまいります。ぜひご活用ください。
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平成29年度技術研修の参加者を募集します
技術研修の参加者募集を開始しました。締切りは7月25日(火)必着となります。詳細はリンク先のページをご覧ください。
シロイヌナズナT87細胞の維持及び外来遺伝子の発現系に関わる技術研修(8月21日~22日開催)
(オプションコース:植物培養細胞の超低温保存に関わる技術研修)(8月22日~23日開催)形質転換等シロイヌナズナを用いた実験系の構築に関わる研修(8月24日~25日開催)
(オプションコース:ミナトカモジグサ (Brachypodium) の栽培に関する技術研修)(8月25日開催)
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第28回国際シロイヌナズナ研究会議(ICAR2017)参加報告
第28回国際シロイヌナズナ研究会議(ICAR2017)が6月19日より23日まで米国St. Louis市で開催されました。会議には約500名が参加し、エピゲノムやシグナル伝達、細胞の分化と機能、ストレス応答などの分野で発表がありました。また会議中に開かれた国際シロイヌナズナ研究推進委員会(MASC)では、委員会の役割や運営方法、今後のICARの開催地を検討しました。第29回国際シロイヌナズナ研究会議(ICAR2018)は、2018年6月25日から29日にフィンランドのTurku市で開催されます。
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植物培養細胞株の夏期発送停止のお知らせ
期間:7月10日より8月末まで
高温下の輸送リスクを避けるため、例年に倣い上記期間に植物培養細胞株の発送を停止いたします。現在細胞株の請求を検討されていらっしゃる方は、早めにお手続きいただくことをお勧めします。
当室のホームページより書式がダウンロードできない細胞株の請求についてはメール( plant.brc@riken.jp )にて対応いたしますのでご連絡ください。
停止期間中に緊急に細胞株が必要になった場合はメールまたは電話 029-836-9067 にてご相談ください。なお、植物培養細胞は株毎に増殖速度や高温耐性などの性質が異なり、ご希望に添えない場合もございます。
またクール宅急便での輸送は細胞に深刻なダメージを与えるので対応致しません。何卒ご理解をいただきたくお願いします。
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第28回国際シロイヌナズナ研究会議(ICAR2017)について
来る6月19日(月)より23日(金)まで米国セントルイス市において第28回国際シロイヌナズナ研究会議(ICAR2017)が開催されます。会場内には理研のブースを設けますので参加される方はぜひお立ち寄りください。なお、事前参加の申込締切りは6月5日(月)となります。