- 実験植物開発室よりリソースの提供を受ける場合には、最初に研究室または研究グループの主宰者がユーザー番号を取得して下さい。
- ユーザー登録をすませた方は、以下の説明をお読みください。
1. 提供同意書について
- リソースの提供に当たっては、リソースの利用を促進し、権利・義務の関係を明確化させて頂くため、当センターと提供依頼者との間で予め生物遺伝資源提供同意書( MTA )を締結して頂く必要があります。
- リソースの寄託の際に、寄託者の権利を守るための固有の条件が MTA の条項として付加される場合があります。この付加条件は、リソースの提供にあたって利用者に課せられることになり、MTAに記載され、遵守して頂くことになります。
- 提供にあたって事前に提供依頼者が寄託者から提供承諾を得ることが条件として付加されているリソースの提供については「提供承諾書」を用いて寄託者から承諾を得ることが必要です。
2. 申込に必要な書類
提供依頼者は、ホームページカタログより提供希望リソースを検索後、下記の書類に記入・捺印の上、提供係まで郵送にて送付して下さい。
<<ご注意頂く点>>
- 事前にユーザー登録が必要です。詳しくは ユーザー登録 の頁をご覧下さい。
- 生物遺伝資源提供同意書は大別して以下の2種類となります。
(第二種同意書がホームページに掲載されていない場合は、開発室までご連絡お願いします。)
「営利目的」とは、以下に該当するバイオリソースの利用です。
営利機関での利用 非営利機関と営利機関との共同研究での利用 非営利機関による営利機関からの委託研究での利用 非営利機関による営利を目的とした研究開発(特許等の取得を目的とした研究開発を含む)での利用
「非営利機関」とは、大学及び国公立の試験研究機関(独立行政法人を含む)、高等専門学校、公益財団等、医療法人、教育機関(専門学校等を含む)です。「営利機関」とは、民間企業等、上記以外の研究機関です。
- リソースによっては、寄託者の事前の承諾が必要な場合があります。この場合は、「提供承諾書」を添付してお申し込み下さい。また、リソースが遺伝子組換え生物の場合には、運搬並びにその後の取扱いにおける安全性を担保するため、遺伝子組換え実験の計画書並びに承認書の写しをお送りいただき、利用者が本リソースを使用する際に執られる拡散防止処置について利用者が所属する機関が確認ずみであることを報告いただいております。ご協力をお願い致します。
- 提供同意書等につきましては、諸般の事情等により、関係必要書類が変更になることがございます。その際には、改めて書類作成をお願いすることがございますこと、予めご了承の程宜しくお願い申し上げます。
3. 書類送付先
〒305-0074 茨城県つくば市高野台3-1-1 国立研究開発法人理化学研究所 バイオリソース研究センター(BRC)実験植物開発室 TEL:029-836-9067 E-mail:plant.brc@riken.jp FAX:029-836-9053 |
4. 発送方法
- 当センターでは申込書類が届き次第、在庫を確認し、発送予定日を e-mail にてご連絡いたします。
- 植物個体は種子 約50粒、植物遺伝子材料はプラスミド 約100ng 、植物培養細胞は生細胞( 細胞塊 1g以上 または懸濁培養細胞 数ml以上 )をお送りします。
- 種子及びプラスミドは 簡易書留 でお送りします。また、植物培養細胞は 宅配便 でお送りします。
- リソースが到着したら、内容確認の後 e-mail にてお知らせ下さい。万が一、到着時に異常がございましたらその状況を至急ご連絡下さい。
- リソース受領確認後、請求書を発行いたしますので、指定の口座にご入金いただきますようお願い申し上げます。なお、クレジットカードでのお支払いは受付けておりませんので、悪しからずご了承下さい。
- また、当室では実験植物材料の品質維持のため、利用者からのフィードバックを歓迎いたします。お気付きの点等がございましたら、ご遠慮なくお申し出いただけますようお願い申し上げます。
(注1)個別種子のご提供において規定量(種子 約50粒 )以上をご希望の方は、以下の要領でご注文ください。
- 提供依頼書に必要なバイアル数を手書きでご記入ください。例えば 2バイアル と記入いただければ 100粒 をお送りします。
- 1バイアルあたり400粒の区分も設けています。ご希望の方は、提供依頼書に記載するリソース番号の横に“(400粒)”とご記入ください。ご希望の粒数が400粒を超える場合には400の倍数でご注文いただけます。 例えば2,000粒の場合、“(400粒)5バイアル”とご記入ください。在庫が許す範囲で対応致します。
- 提供手数料の計算は上記 バイアル数 に基づき行います。なお合計 10バイアル 以上を同時に申込まれた場合に適用される大量利用促進制度をご活用いただければ幸いです。
5. 提供手数料
リソース名 | 種別 | 単位 | 非営利学術目的*1 | 営利目的*2 |
---|---|---|---|---|
シロイヌナズナ | 個別種子*3*7 | バイアル | ¥4,400 | ¥8,800 |
個別種子(400粒)*3*7 | バイアル | ¥7,040 | ¥14,080 | |
個別種子セット*7 | 100バイアル | ¥216,370 | ¥432,740 | |
プール種子個別化セット*7 | 50バイアル | ¥109,780 | ¥219,560 | |
プール種子*3*7 | セット | ¥9,680 | ¥19,360 | |
ミナトカモジグサ | 個別種子 *3*7 | バイアル | ¥7,370 | ¥14,740 |
個別DNA*3*7 | バイアル | ¥5,280 | ¥10,560 | |
植物培養細胞*4 | 株 | ¥8,360 | ¥16,720 | |
検疫証明 | 件 | ¥18,920 | ¥18,920 | |
懸濁植物培養細胞継代培地*5 | 件 | ¥2,970 | ¥2,970 | |
プール種子から単離された個体の遺伝型解析サービス*6 | 件 | ¥10,890 | ¥10,890 |
*1「非営利学術目的」とは、「非営利機関」による、非営利学術研究のためのバイオリソースの利用です。第一種生物遺伝資源提供同意書を使用します。
◆「非営利機関」とは、大学及び国公立の試験研究機関(独立行政法人を含む)、高等専門学校、公益財団等、医療法人、教育機関(専門学校等を含む)です。
◆「営利機関」とは、民間企業等、上記以外の研究機関です。
*2「営利目的」とは、以下に該当するバイオリソースの利用です。第二種生物遺伝資源提供同意書を使用します。
・営利機関での利用。
・非営利機関と営利機関との共同研究での利用。
・非営利機関による営利機関からの委託研究での利用。
・非営利機関による営利を目的とした研究開発(特許等の取得を目的とした研究開発を含む)での利用。
*3「個別種子」「プール種子」「個別DNA」は、それぞれのリソースにつき一度のお申し込みが10バイアル/セット以上の場合には大量利用促進制度が適用されます。是非ご利用下さい。
*4 各株ごとに最初の植え継ぎに必要となる細胞量を提供します。
*5 シロイヌナズナT87培養細胞の最初の継代に必要となる培地です。
*6 当センターより提供した野生系統のプール種子から単離された個体を対象に、遺伝型解析を行い、系統名を特定します。
*7 海外発送は日本郵便の引受状況に応じて発送方法を協議して決めます。別途発生する輸送費は利用者の負担となります。
その他詳細につきましては実験植物開発室(電子メール:plant.brc@riken.jp )までお問い合わせください。
6. お支払について
請求書はバイオリソース研究推進室(BRC受付)より登録時に記入のメールアドレス、またはご指定のメールアドレス宛に送信されます。材料お受け取り後、7日程度(目安)経ってもメールが届かない場合には、お手数でもBRC受付(brc-front@ml.riken.jp) までご連絡ください。
迷惑メール対策設定状況によっては、メールが届かない場合があります。あらかじめ当該メールを受信できるよう設定をお願い致します。
-
BRCリソースの提供手数料を銀行から送金される場合は下記の点にご注意ください。
- 送金元の名称がBRCからお送りした請求書の宛名と異なる場合、送金を受け付けないことがあります。請求書とは違う名称から送金をご希望の場合は、あらかじめBRC受付にご相談ください。
- 送金元の名称が請求書と異なる場合、BRCは請求先(=発注者)に確認をいたします。この作業により、BRCリソースの発送が遅延する可能性があります。
- 事前のご連絡なしに請求書と異なる名称の機関や個人から支払いが行われて、BRCに着金した場合、返金に応じられないことがあります。
(1)支払に関する問い合わせ窓口
〒305-0074 茨城県つくば市高野台3-1-1 国立研究開発法人理化学研究所 バイオリソース研究推進室 BRC受付 TEL:029-836-9184 (対応時間 10:00 〜12:00, 13:00〜15:30) Email:brc-front@ml.riken.jp FAX:029-836-9182 |
(2)支払口座
・2024年6月1日より国内銀行口座が変更になります。
三菱UFJ銀行 大泉支店 普通0201605
口座名義 国立研究開発法人理化学研究所 【ケン)リカガクケンキュウショ】
*振込手数料につきましては、依頼者負担にてお願い致します。
7. ご利用にあたって
発注時に必ずお読みください。
(1)再送時の対象と連絡の期限
再送対象 | 連絡の期限 |
---|---|
①不着、輸送容器の破損等 | 14日以内 |
②発芽不良、増殖不良等 | 30日以内 |
③カタログ記載の特性、機能が確認できない等 | 種子・細胞:6ヶ月以内 遺伝子:3ヶ月以内 |
以上の場合には、各連絡の期限内に書面又はメールにより実験植物開発室 plant.brc@riken.jp まで、ご連絡下さい。速やかに対応します。
(2)再送・弁済の条件と限度
上記(1)①~③の場合に該当し、各期限内に連絡があった場合にのみ、同一リソースもしくは代替リソースを1回に限り無償送付、クレジット(現時点ではリソースを必要としないが、将来必要となった時点で、同等品を請求できる権利)の付与、もしくは返金します。金銭的な弁済の場合は提供手数料を上限とします。海外機関の場合は、再送の輸送費については利用者に負担いただきます。尚、利用者の過失が原因である場合は、再送・弁済の対象となりません。
(3)キャンセル料
利用者からの注文を受けて、BRCが発送準備を進め、発送スケジュールを利用者に連絡した後に、利用者が注文をキャンセルした場合は、それまでの作業に要した費用は、提供手数料を上限として、利用者に負担いただきます。BRCがリソースを発送した後、利用者がキャンセルをした場合は、提供手数料および輸送費の全額が利用者の負担となります。
(4)輸送中の事故
輸送中の事故については、当センターでは一切の責任を負いません。利用者の責任において運送業者との交渉を行って下さい。
海外への発送については、利用者の責任において、書類の手配を含め通関に必要な手続きを行ってください。
(5)品質の不具合の事例に関する情報公開
全ての事例についてホームページ上で情報を公開します。植物種子は提供後5年以内の利用者に、植物培養細胞・遺伝子は提供後3年以内の利用者に、個別に連絡を差し上げます。