• 室長退任のご挨拶

    拝啓
    日頃より理化学研究所バイオリソース研究センターの事業にご指導、ご鞭撻をいただき誠にありがとうございます。研究コミュニティの皆様に、実験植物開発室長の交代についてお知らせします。
    令和6年度末をもちまして現室長の小林正智は退任し、令和7年度より川勝泰二次期室長が事業運営を引き継ぐ運びとなりました。皆様のご理解とご協力を引き続き賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

    敬具


  • 新規公開|植物培養細胞株

    実験植物開発室では2025年3月から植物培養細胞2株の提供を開始します。
    細胞株の詳細や写真はExp-Plant Catalogをご覧ください。

    1. rpc00107: ニチニチソウ CrB
    液体培地で維持する懸濁培養を提供します。
    神戸大学の三村徹郎先生(当時)より寄託いただきました。

    DOI: 10.1111/j.1399-3054.1978.tb01532.x
    Exp-Plant Catalog

    2. rpc00109: タバコ BY-HR
    タバコhistone H2B-tdTomatoにより細胞核および染色体が可視化されているタバコBY-2細胞株です。
    液体培地で維持する懸濁培養を提供します。
    熊本大学の檜垣匠先生より寄託いただきました。

    本リソースは遺伝子組換え技術を適用して樹立された植物培養細胞です。
    自然条件で個体へ再分化しないため、法律で定める遺伝子組換え生物に該当しません。
    しかし、本リソースを用いて組織または個体を作成する場合には法律の対象となります。
    ご注意ください。

    また、tdTomatoはカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のRoger Y. Tsien教授から供与されたものであるため、UCSDと利用者間のMTA締結が必要となります。
    詳細は提供申込み時にお知らせします。

    DOI: 10.1080/15592324.2021.1873586
    Exp-Plant Catalog

    リソース請求の書類作成、培養細胞の取り扱い方法など、個別の質問にも対応いたします。
    どうぞお気軽に plant.brc@riken.jp までお問い合わせください。


  • シロイヌナズナ突然変異体集団(M2)の公開

    当室で開発したシロイヌナズナ突然変異体集団を日本国内限定で公開します。この系統は、シロイヌナズナ種子(Col-0系統、sja05801)にエチルメタンスルホン酸(EMS)処理を施して変異を導入した系統になります。この変異体系統の利用をご希場の合は plant.brc@riken.jp までご連絡をお願いいたします。


  • 新規公開|形質転換タバコBY-2細胞株

    実験植物開発室では2024年8月から蛍光タンパク質を発現している形質転換タバコBY-2細胞株3株の提供を開始します。
    細胞株の詳細や写真はExp-Plant Catalogをご覧ください。

    1. rpc00092: タバコ TBY2-31/ST(E)
    エストラジオール誘導型GFP-AtSYP31によりゴルジ体シス槽およびエストラジオール誘導型ST-mRFPによりゴルジ体トランス槽がそれぞれ可視化されているタバコBY-2細胞株です。
    液体培地で維持する懸濁培養を提供します。
    理化学研究所の中野明彦先生および伊藤容子先生(当時)より寄託いただきました。

    DOI: 10.1242/jcs.203893
    Exp-Plant Catalog

    2. rpc00097: タバコ TBY2-31/41
    GFPによりゴルジ体シス槽およびmRFPによりトランスゴルジ網がそれぞれ可視化されているタバコBY-2細胞株です。
    液体培地で維持する懸濁培養を提供します。
    理化学研究所の中野明彦先生および伊藤容子先生(当時)より寄託いただきました。

    DOI: 10.1093/pcp/pcx028
    Exp-Plant Catalog

    3. rpc00098: タバコ topless3-GFP
    topless3-GFPを発現しているタバコBY-2細胞株です。
    固形培地で維持するカルス培養を提供します。
    東京大学の東原和成先生および永嶌鮎美先生(当時)より寄託いただきました。

    DOI: https://doi.org/10.1074/jbc.RA118.005843
    Exp-Plant Catalog

    本リソースは遺伝子組換え技術を適用して樹立された植物培養細胞です。
    自然条件で個体へ再分化しないため、法律で定める遺伝子組換え生物に該当しません。
    しかし、本リソースを用いて組織または個体を作成する場合には法律の対象となります。
    ご注意ください。

    本リソースのmRFPはカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のRoger Y. Tsien教授から供与されたものであるため、UCSDと利用者間のMTA締結が必要となります。
    詳細は提供申込み時にお知らせします。

    リソース請求の書類作成、培養細胞の取り扱い方法など、個別の質問にも対応いたします。
    どうぞお気軽に plant.brc@riken.jp までお問い合わせください。


  • 夏季の植物培養細胞の提供について

    植物培養細胞をご利用の皆様
    夏季に植物培養細胞を提供する場合、輸送中の温度上昇が懸念されます。
    ご利用される際には、以下についてご理解を賜りたくお願い申し上げます。

  • 植物培養細胞に傷害が生じる危険性のあることをお含みおきください。
  • 既にご利用を計画されている方や取り扱いに不安のある方は、お早目にお申し込みください。
  • 発送準備に時間のかかる細胞株もあります。ご留意くださいますようお願いいたします。
  • 気温や台風等の気象条件を勘案して、発送スケジュールを調整する場合がございます。
  • ご不明な点等ございましたら、 plant.brc@riken.jp までご相談ください。


  • ゼニゴケ用ゲノム編集ベクターシリーズの公開

    京都大学 河内孝之先生より寄託をうけましたゼニゴケのゲノム編集ベクターシリーズ(13ベクター)を公開します。
    各ベクター情報は Exp-Plant カタログ からご参照いただけます。 ゲノム編集に関わるバイオリソースを使用される場合、作成いただく書類に多様性が生じます。
    ご不明な点は plant.brc@riken.jp までご相談ください。


  • 野生株交配系統の追加公開

    シロイヌナズナ野生系統と標準系統を交配した201系統の野生株交配系統の情報を Exp-Plantカタログ より公開しました。
    野生株交配系統の情報は、当室で整備しているシロイヌナズナ野生株のグループIDがgr1とgr2系統(各50系統)に対して標準系統(Col または Ler)と交配し得られた系統(F2世代)の情報になります。gr1とgr2系統は、「個別種子」、「シロイヌナズナ野生株セット」および「シロイヌナズナ野生株プール種子」に含まれている系統です。これらの中でセット種子及びプール種子を用いたスクリーニングで得られた系統の順遺伝学的解析のスタート材料としてのご利用を想定しております。当室で取り扱っているシロイヌナズナ野生株リソースについては、 こちら を参照ください。


  • 新しく寄託された変異体・形質転換体を公開

    寄託いただいた個別の変異体・形質転換体を含む系統の情報をウェブカタログ Exp-Plant Catalog に追加し、合計 524 系統を公開しております。今回の更新では、リソース関連論文の情報からもリソース情報を得られるようなページを用意しました。
    リスト中 In preparation と表示された系統は、種子準備中のため発送までお時間をいただいております。リストに記載されている変異体や形質転換体の利用をご希場の合は plant.brc@riken.jp までご連絡をお願いいたします。


  • 新規公開|植物培養細胞株

    実験植物開発室では2024年3月から植物培養細胞株3株の提供を開始します。
    3細胞株とも元細胞株は液体培地で維持する懸濁培養細胞として公開済ですが、海外への提供に不向きであることが判明しました。
    そこで、固形培地で安定に維持しているカルス培養細胞を海外向けに公開することにしました。
    細胞株の詳細はExp-Plant Catalogをご覧ください。

    1. rpc00110: ブドウ YU-1-c
    rpc00049 YU-1懸濁培養細胞株由来のカルス培養細胞株
    Exp-Plant Catalog

    2. rpc00111: シロイヌナズナ YG1-c
    rpc00050 YG1懸濁培養細胞株由来のカルス培養細胞株
    Exp-Plant Catalog

    3. rpc00112: シロイヌナズナ At tom-c
    rpc00056 At tom懸濁培養細胞株由来のカルス培養細胞株
    Exp-Plant Catalog

    リソース請求の書類作成、培養細胞の取り扱い方法など、個別の質問にも対応いたします。
    どうぞお気軽に plant.brc@riken.jp までお問い合わせください。