植物培養細胞の新規公開について

実験植物開発室では令和3年3月から下記の物質生産株6株の提供を開始します。細胞株の詳細や写真はExp-Plant Catalogをご覧ください。

1. rpc00064: セイヨウタンポポ ToF
日本大学准教授の明石智義先生より寄託いただきました。アントシアニンを生産する暗紫色の培養細胞です。寒天培地で維持するカルスを提供します。
DOI: 10.1016/S0031-9422(97)00298-7
Exp-Plant Catalog

2. rpc00065: アマランサス H440
新潟県農業総合研究所の浅野聡先生(当時)より寄託いただきました。ベタシアニンを生産する濃赤色の培養細胞です。ゲランガム培地で維持するカルスを提供します。
DOI: 10.5511/plantbiotechnology.10.1109a
Exp-Plant Catalog

3. rpc00066: モモ P468
新潟県農業総合研究所の浅野聡先生(当時)より寄託いただきました。アントシアニンを生産する濃赤色の培養細胞です。ゲランガム培地で維持するカルスを提供します。
DOI: 10.5511/plantbiotechnology.10.1109a
Exp-Plant Catalog

4. rpc00067: イチゴ SB489
新潟県農業総合研究所の浅野聡先生(当時)より寄託いただきました。アントシアニンを生産する濃赤色の培養細胞です。ゲランガム培地で維持するカルスを提供します。
DOI: 10.5511/plantbiotechnology.10.1109a
Exp-Plant Catalog

5. rpc00068: ツユクサ TA416
新潟県農業総合研究所の浅野聡先生(当時)より寄託いただきました。アントシアニンを生産する青紫色の培養細胞です。ゲランガム培地で維持するカルスを提供します。
DOI: 10.5511/plantbiotechnology.10.1109a
Exp-Plant Catalog

6. rpc00069: オウレン 156-S
京都大学教授の佐藤文彦先生(当時)より寄託いただきました。オウレンSMT遺伝子を導入した形質転換ベルベリン高生産株です。液体培地で維持する懸濁培養を提供します。
本リソースは遺伝子組換え技術を適用して樹立された植物培養細胞です。自然条件で個体へ再分化しないため、法律で定める遺伝子組換え生物に該当しません。しかし、本リソースを用いて組織または個体を作成する場合には法律の対象となります。ご注意ください。
DOI: 10.1073/pnas.98.1.367
Exp-Plant Catalog

リソース請求の書類作成、培養細胞の取り扱い方法他、質問の個別対応もしています。どうぞお気軽にplant.brc@riken.jp までお問い合わせください。


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