第24回国際シロイヌナズナ研究会議(ICAR2013)参加報告

6月24日より28日までSydney Convention and Exhibition Centreにて約700名の参加者を迎えてICAR2013が開催されました。 南半球での開催はこれが最初で、今回初めてICARに参加する方も多い印象を受けました。 会議の特色としては、オーストラリアが積極的に推進しているフェノミクス研究に関わる話題提供が多かったこと、エピゲノム研究と橋渡し研究のセッションが増えたことがあげられます。

同時に開催された国際シロイヌナズナ研究推進委員会(MASC)では、International Arabidopsis Informatics Consortium (IAIC)の活動やフェノミクス研究などについて、それぞれのSubcommitteeより紹介がありました。 前者に関しては、8月に活動を終了するTAIRのデータベースを予定通りiPlant Collaborativeのサイトに移すこと、予算が承認されれば2014年中にArabidopsis Information Portal (AIP)が国際情報ネットワークの整備を開始することが報告されました。

本会議の要旨集PDFは会議ホームページよりダウンロードできます。 また各国の植物研究の状況を含む国際シロイヌナズナ研究推進委員会(MASC)のレポートは、近日中に公開される予定です。 なお、ICAR2014は2014年7月28日-8月1日にVancouverで開催されます。

 

(2013/07/24)


コメントは受け付けていません。