FOXライン (イネ遺伝子強制発現系統) 種子

本リソースは理化学研究所植物科学研究センター(PSC)、農業生物資源研究所(NIAS)、及び岡山県生物科学総合研究所(岡山RIBS)より寄託を受けたリソースです。理研PSC植物ゲノム機能研究グループが開発したFOX Hunting Systemを活用してシロイヌナズナ野生株(Col-0)にイネ完全長cDNAを導入することにより作成されました。本リソースは、イネ完全長cDNAの強制発現による表現型の変化を指標としてスクリーニングを行うことにより、当該表現型の発現に関わる遺伝子群を網羅的に検出することを可能にします。詳細は英文HP及び文献を参照ください。なお本リソースはスクリーニングに供することを前提として種子プールの形で提供します。

プールの作成方法プールの作成方法
アクティベーションタグラインに準じます。50系統分の混合種子を予め作成し、その中から400粒ずつを取り出してスクリーニング用プールを作成します。20プール(1000系統に相当)をセットと呼び、セット単位で提供します。

 

利用の際の注意点

  1. 本リソースは遺伝子組換え生物に該当します。「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」並びに省令、告知の中の第二種使用等で定められた条件で使用して下さい。また提供を受けるにあたっては、あらかじめ拡散防止処置等の確認を所属する機関より受けておく必要があります。詳細はラボマニュアルの説明(遺伝子組換え生物の運搬について)をご確認ください。
  2. 本リソースを直接利用した研究の過程で得られた発明につき特許出願を行ったときは、理研PSCまで連絡してください。
  3. 本リソースを直接利用した研究成果を発表するときには、Materials and Methods等に本リソースが理研PSC、NIAS、岡山RIBSの科学振興調整費採択プロジェクト「イネ完全長cDNAによる有用形質高速探索」によって開発され、文部科学省ナショナルバイオリソースプロジェクトを介して理研BRCから提供されたことを明示する。〔英文例:○○○○(リソース名) was developed by the RIKEN PSC, NIAS and RIBS through The Special Coordination Fund for Promoting Science and Technology, and was provided by the RIKEN BRC through the National BioResource Project of the MEXT/AMED, Japan.〕また誌上発表においては論文採択後、直ちに理研BRCに連絡する。また、その発表の写し2部を理研BRCへ送付する。

 

利用できるプールセットのリスト利用できるプールセットのリスト
(1セットに含まれるリソース=50ライン分の種子を混合したプール20個分、即ち合計1000ライン分の種子)

pss11001
pss11002
pss11003
pss11004*

* ご注意:pss11004は19プール(943ライン分)のご提供です。他のセットはすべて1セットあたり20プールをお送りします。



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