植物培養細胞の超低温保存技術

植物培養細胞は動物細胞と異なり液体窒素中での保存が難しく、生細胞で維持し続ける必要がありました。生細胞での維持は、継代作業のミスや災害による停電等でのリソースの滅失の危険、更にはリソースの特性の変化等の危険性を伴います。そこで実験植物開発室では、簡便なプロトコルによる培養細胞の超低温保存技術を開発し、事業に適用しております。また官民の研究者を対象とした技術研修事業においては、平成 16 年度より代表的な系統であるタバコ BY-2 細胞の超低温保存技術について、開発者の小林俊弘専任研究員が講師となり研修を開催しております。ご関心のある方は、下記リンクより技術研修の資料を閲覧できますのでご活用ください。ご質問等はplant.brc@riken.jp までお願い致します。

◎参考文献

Kobayashi T, Niino T, Kobayashi M (2005) Simple cryopreservation protocol with an encapsulation technique for tobacco BY-2 suspension cell cultures. Plant Biotechnology 22: 105-112

Kobayashi T, Niino T, Kobayashi M (2006) Cryopreservation of tobacco BY-2 suspension cell cultures by vitrification with encapsulation. Plant Biotechnology 24: 333-338

◎研修資料の閲覧

· プロトコル

· 実習資料

· 研修講義資料



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